春が来て
桜の季節が過ぎて早1か月になりました。その頃はまだ、若葉や、草の芽はほとんど出ていませんでしたが、今では、落葉樹ではうす緑の、バラは少し紫がかった緑の、常緑樹では、濃い緑色の葉を広げ、山々が緑で埋まっています。
一日ごとに、木々はその枝を伸ばし、桜などは、もう50㎝近くも新梢が伸びています。冬の間には寒さで何もしていなかったように見える木々のどこにそんな力が隠れていたのか不思議に思います。
一方で、土の中の比較的深いところに植えてある山ユリは、去年と1週間も違わない時期に芽を出しました。太陽の光は届かないし、土の温度だけでそれだけ正確に時期を感じているのだろか、と見るたびに首をかしげています。