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ペーパーコードチェア

今工房として利用している山荘の前の持ち主から譲り受けた籐の椅子が、さすがに古びてきてほつれが目立つようになってきました。そのものを利用して、籐を自分で張り替えることも考えましたがかなり難しそうなので新たに椅子を作ることにしました。以前友人から再塗装を依頼されたピーコックチェアを考えましたが部屋の大きさに比べて少し大きすぎるため同じデザイナー(ハンス・ウェグナー)のモデルCH25を参考に試作することにしました。

​ペーパーコードは、いわゆる紙紐を家具用に加工したもので北欧ではよく使われる素材のようです。デンマーク製のものが入手できることが分かったのでこれを購入、編み方を調べて、さらにデザインの写真から原寸大の図面を作成、型板を作って作ってみました。編むのは根気のいる仕事でしたが丸2日もかければ出来上がることが分かりました。右上のものは試作品です。座り心地、木材の厚さや巾、編み方にもう少し工夫の余地がありそうなので、それらを改良した型板を再度作成して、2代目のものを今作成しているところです(右下)。来年1月末までには完成できる予定で頑張っています

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