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応接テーブル

 友人から、応接間に置くテーブルを作ってくれないかと、嬉しい問い合わせがありました。勿論、すぐに高さ、幅、長さ及び天板の厚さの希望を聞きました。

 以前、何かの折に、板のサンプルを渡しておいたので、それを見て『ホワイトアッシュがいいのだが・・』という事でしたが、今、産地のアメリカでは、この木の害虫が大発生し良いものが入らないとのことでしたので、似た感じの、同じように木目のはっきりしたタモで了解してもらいました。

 厚さは45㎜くらいの厚めのものが希望でしたので、さっそっくいつもの服部商店に出向いて長さ4m、幅35㎝、厚さ47㎜の板を買ってきて作業を始めることにしました。

 下の左端写真で、木の上に載っている銀色の金属板は2mの物差しです。厚さを45㎜に揃え、2枚矧ぎ合わせて60㎝に、脚は幅6㎝、高さを合わせてホゾを作ります。(真ん中の写真)大きさを確認してから、組み合わせ、最終的に天板に駒と呼ばれるもので固定しました。 板は、季節ごとの湿気で、塗装をしていてもわずかずつですが伸び縮みをするので、接着剤やビスなどで動かないようにするのではなく、伸び縮みに合わせるようにするものです。(鯛工房の家具職人さんが作成しているHPの説明を参考にしました。その中の説明図を最下段に掲載します)

 無事、組み立ても終わり、水や熱に丈夫なウレタン塗装をし、磨いてから車に積み込み友人宅まで届けた来ました。上の写真はその時に撮影した写真です。

 喜んでもらえればと願っています。

 駒留の図

​鯛工房 HPの図を掲載します

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