少し自己紹介を (3) 好きなもの 料理のことなど
大体の週末は、2泊3日で工房のある山荘に行きます。妻は、堪能な英語を生かして外国人の観光客に対して、京都や、奈良、伊勢、神戸などで通訳案内をしており、この頃は、私一人で滞在することのほうが多い感じです。
そんな時には、食材を持ち込んで、好きな料理をしながら少しお酒を飲んでいます。夕暮れ時に日が山の端に沈むのを見、音楽を聴きながらの食事は、最も楽しいひと時の一つです。
小学校の高学年頃に、母は、まずうどんのだしの作り方を教えてくれました。その時に、母は『おすましは、大体同じだけれども砂糖は入れないで作るのよ』といったことまで教えてくれました。(我が家では、結婚以来うどんを作るのは私の担当になっています)母は料理が上手で、いつも夕方になると台所からは食欲をそそるようなにおいがしてきて、よくその手伝いなどをしながら、なんとなくいろいろなものの作り方を覚えました。
大学で下宿暮らしをしていたころからは、料理の本(例えば『シェフ石鍋裕が考えるフランス家庭料理』中央公論社;昭和55年12月1日発行など)を買い込んで、頭の中で料理を楽しんでいました。下宿には1口のコンロしかありませんでしたが、日曜日にはいろいろなものを作っていました。
山荘には庭があるので、レンガで囲いを作りそこで燻製も作ることができます。(『燻製の本 スモーククッキングのすべて』(株)CBS/ソニー出版)今では我が家で食べるベーコンはすべて自作です。3Kgくらいの豚肉から作ると、大体3か月くらい分になります。料理も科学実験に似て、様々な発見があり私の好きなもののの一つです。